KLX250 に USB 電源を追加
KLX250 に USB 電源を追加した記録です。
背景
私の KLX250 は、RAM マウントのスマホホルダを設置していて、スマホをナビ代わりに使えるようにしています。
スマホホルダーも装着完了。いまいち、位置が決まりきらないけど、試しながら調整していこう…… pic.twitter.com/LVnOFSaelf
— NetPenguin (@NetPenguin) 2016年12月31日
ただ、実際に使ってみると、みるみる電池が減るため、画面をつけっぱなしにできないという問題が…… orz
この問題を解決するために、USB 電源を追加することにしました!
検討と購入
バイク用 USB 電源について調べてみると、ニューイング、DAYTONA、キジマ、中華製ノーブランド辺りが人気なようです。
わたしは、ついつい慣れ親しんだ DAYTONA の以下を選択しました。
デイトナ(Daytona) バイク専用電源2.1A USB(5V / 2.1A)2ポート 93040
- 出版社/メーカー: デイトナ(Daytona)
- メディア: Automotive
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また、接続についても、バッ直(バッテリーに直接接続)、ヒューズボックス、テールランプなどの配線を分岐、リレーを使用などがあります。
当初はリレーにしようかと思ったのですが、急激に面倒になり、ダメだったら後日リレーにすればいいや!ということで、テールランプから分岐することにしました。
ヒューズボックスでもよいのですが、蓋がしまらないとかちょっと無理やり締めるとか、加工するとかあるのがあまり好きではないのと、もともと購入時にバイク屋さんに ETC もつけてもらったのですが、その時の配線がテールランプからだったので、同じ方法をとろうと考えました。
そんなわけで、分岐用に以下を購入しました。
エーモン ミニ平型ヒューズホルダー 15A(MAX) E424
- 出版社/メーカー: エーモン工業(amonkogyo)
- 発売日: 2012/05/09
- メディア: Automotive
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エーモン ダブルコード 0.50sq 6m 赤/黒 M271
- 出版社/メーカー: エーモン工業(amonkogyo)
- 発売日: 2012/05/09
- メディア: Automotive
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また、DAYTONA の USB 電源についているコードを切断しないでも済むように、以下も購入しました。
デイトナ(DAYTONA) 補修パーツ 中間接続コネクター 91786
- 出版社/メーカー: デイトナ(Daytona)
- 発売日: 2014/10/25
- メディア: Automotive
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ちなみに、このコネクタですが、オスメスのコネクタ(プラパーツ)が1セットと、端子が2セット入っています。私はそのことに気付かずに、圧着に失敗した場合を想定して、2つ買ってしまいました。商品説明をみると、ちゃんと「中間コネクター(オス/メス)各1個、ターミナル(オス/メス)各2個のセット」と書いていますね……
コネクタの圧着には、以下を購入しました。めったに使わない身には、セット品のこれで必要十分という判断です。(実際、問題なかった)
実作業
実際に取り付けていきます。手順はだいたい以下の通りです。
- 動作確認
- 位置決め
- 配線の取り回し
- 電源取り出し
- 動作確認
- 配線を固定
動作確認
いきなりテールランプの配線から分岐せずに、まずはバッテリーに直接つなげて動作するか確認します。
電装系を触るときは、バッテリー端子をはずしてから作業します。
バッテリー端子を外すときは必ずマイナスから外します。つけるときは逆にマイナスを最後につなげます。
USB 電源のセットについていた、バッテリー接続用のケーブルを繋げます。プラスにつけてから、マイナスにつける順序大事。
バッ直をキメた!
このケーブルのコネクタに変圧器と USB の端子のついているケーブルをつなげて、スマホを繋いで確認します。というかしました。
む……なんだか少ない(´・ω・`)
エンジンかけたら、なぜか 0.5 A ぐらいまで下がったし……(´・ω:;.:...
まぁ、通電はしているし、気にせずそのまま作業をすすめることに。
位置決め
USB の端子をどこに配置して、配線をどこに通すかを想像して決めます。
ハンドルバー周りは、これ以上いっぱいにしたくなかったので、メータの上あたりに両面テープで固定することにしました。(固定するのは最後)
配線ですが、もともと存在している配線とおなじように、左側からタンク下を通してシート下右側を後ろまで通すことにします。おなじところを ETC アンテナの配線がすでに通っているので、失敗はないだろうという判断です。
配線の取り回し
実際に配線を通していきます。狭い隙間は無理せずに他の配線をずらして隙間に通していきます。
USB ポートが2つなので、USB ポート <-> 変圧器間もケーブルが2本あります。右下の黒い長方形の物体が変圧器です。
秘密兵器のケーブル引き込み線を利用して、タンク下にケーブルを通していきます。あると便利、引き込み線。
タンク下を通した結果、変圧器はちょうどエンジン直上のハーネスを保持している樹脂パーツのあたりに。エンジンからの熱が気になる…… (動作に影響あるのか未確認)
タンク下からシート下の右側に沿わせて後ろまでもってきたコネクタを、隙間から中に引き入れます。長さギリギリでコネクタが中にはいりました。
反対側にテールランプなどにつながる配線が通っているので、そこからこのコネクタまで配線をつなげれば電源が取り出せます。
電源取り出し
テールランプの配線から電源を取り出すために使用するケーブルを作成します。
ヒューズホルダとダブルコードの赤側をハンダづけして、ダブルコードの先にコネクタを接続しています。
あとはこのケーブルの先を、テールランプに向かう配線につなげれば OK です。ETC 用の電源ケーブルが配線されているので、同じところにつなげます。
(ETC の電源ケーブルのハンダづけ、さすがプロの仕事で綺麗だ……)
浮いている配線にはんだ付け、むずかしい……
めっちゃ汚くなった……(´・ω・`)
つ、通電はしているし……(多分)
この後、写真を撮り忘れていますが、はんだづけ箇所にテープを巻いて絶縁して、ケーブルの塊を収めているチューブをビニールテープでグルグ巻きにして、水分が入らないようにしておきます。
あとは、ヒューズをいれて、コネクタを接続して配線完了です。
動作確認
配線を固定してシートを戻す前に、動作確認をしておきます。
バッテリーに配線をつないで(プラスが先、マイナスが後)、まずはスマホはつながずにキーON。ヒューズが飛んだりしないことを確認してから、スマホをUSBケーブルで接続して充電されることを確認します。
おや?バッテリー直のときと違い、エンジンをかけた状態で1.5A弱まででました。
いまいち理由はわからないですが、結果 OK ということで。
キー OFF で給電されなくなることも確認できたので、問題無さそうです。
配線を固定
後はケーブルをタイラップで、USB ポートを両面テープで固定します。
形状がいまいち合わないために、両面テープも一部浮いてしまっています。剥がれてしまったら、メータの横に移動しようか検討中。
感想
まだ、実際に給電しつつスマホをナビとして使用してみていないので、実用に耐えるのかは未確認です。ETC の方に影響がないか、やや不安はありますが、キー ON でインジケータはついているので多分大丈夫……かな。
作業自体は、もともとプロの人が ETC をとりつけた配線を真似してつければ良いだけだったので、かなり安心して楽に作業できました。
これで、週末のツーリングも安心!